向いている仕事が分からない時にキャリア診断を使うメリットと注意点

向いている仕事が分からない時にキャリア診断を使うメリットと注意点 転職を考える

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「自分に向いている仕事が分からない」

転職を考えようとしても、ここで止まってしまう人は少なくありません。

今の仕事が合っていない気はする。でも、ほかに何ができるのか分からない。やりたい仕事を聞かれても、特に思いつかない。

そんな状態で求人を見ても、結局どれを選べばいいのか分からず、そっと画面を閉じてしまいます。

キャリア診断や適職診断は、この状態から抜け出すためのヒントになります。

ただし、診断結果に出てきた職業を、そのまま「自分の天職」と信じる必要はありません。

この記事では、キャリア診断で分かることやメリット、利用前に知っておきたい注意点、診断結果を仕事選びに活かす方法を紹介します。

向いている仕事が分からないのはおかしくない

自分のことは、自分が一番よく分かっているようで、意外と分かりません。

普段から自然にできていることほど、「これは誰でもできる」と思いやすいからです。

例えば、次のようなことも仕事選びのヒントになります。

  • 初対面の人とも話せる
  • 相手の話を聞いて整理できる
  • 細かい間違いによく気づく
  • 同じ作業を丁寧に続けられる
  • 急な変更にも対応できる
  • 人に分かりやすく説明できる
  • 一人で集中する時間が苦にならない
  • 複数の予定を管理できる
向いている仕事が分からず複数の仕事を前に迷うアザラシ

本人にとっては普通でも、別の人にとっては難しいことがあります。

また、仕事がしんどい時は、自分のできないことばかりが目に入りやすくなります。

「今の仕事がうまくいかない」と「自分にできる仕事がない」は、同じではありません。

職場や仕事内容との相性が合っていないだけの可能性もあります。

キャリア診断は仕事を決めるものではなく、ヒントを増やすもの

キャリア診断では、質問への回答をもとに、興味、価値観、性格、得意な行動などを整理します。

診断によって内容は異なりますが、主に次のようなことを確認できます。

  • どのような仕事に興味を持ちやすいか
  • 仕事で何を大切にしたいか
  • どのような働き方を好むか
  • どのような行動を得意と感じやすいか
  • 相性がよい可能性のある職種
  • 仕事選びで注意したいこと

ただし、診断が教えてくれるのは「絶対にこの仕事へ転職するべき」という答えではありません。

自分では気づいていなかった特徴や、調べてみる価値のある職種を見つけるための材料です。

ゲームでいえば、職業を強制的に決める儀式ではなく、現在のステータスを確認する画面に近いです。

診断結果を見て、「確かに当てはまる」と感じる部分もあれば、「これは少し違う」と感じる部分もあります。

その両方が、自分を理解するヒントになります。

キャリア診断を使う4つのメリット

自分の強みを言葉にしやすくなる

自分の強みを聞かれても、すぐに答えるのは難しいものです。

特に、今の仕事で自信を失っている時は、「自分には強みなんてない」と考えてしまうことがあります。

キャリア診断を利用すると、自分の特徴が文章や項目として表示されます。

その結果を見ながら、

  • 人の話を聞くことが得意
  • 情報を整理することが得意
  • 決められた作業を正確に進められる
  • 新しい方法を考えることが好き
  • 誰かを支える役割にやりがいを感じる

など、自分の強みを言葉にしやすくなります。

診断結果の文章をそのまま使うのではなく、自分の経験と結びつけることが大切です。

例えば、「人を支えるのが得意」と出たなら、これまで誰かの相談に乗った経験や、仕事でサポート役を任された場面を思い出してみます。

診断結果と実際の経験がつながれば、転職活動でも説明しやすくなります。

仕事選びの基準を整理できる

向いている仕事が分からない時は、職種だけでなく、働くうえで何を大切にしたいのかも曖昧になっている場合があります。

仕事選びでは、仕事内容以外にも確認したいことがあります。

  • 収入
  • 休日
  • 勤務時間
  • 通勤時間
  • 人との関わり方
  • 一人で集中できる時間
  • 安定性
  • 成長できる環境
  • 働く場所
  • 責任の範囲

すべてを満たす仕事を探すのは簡単ではありません。

だからこそ、「絶対に譲れない条件」と「できれば叶えたい条件」を分ける必要があります。

価値観に関する診断は、自分が仕事で何を重視しているのかを整理するきっかけになります。

知らなかった仕事を見つけられる

自分に向いている仕事を考えても、知っている職業の中からしか選べません。

世の中には、名前は聞いたことがあっても仕事内容を知らない職業や、存在自体を知らない職業があります。

診断結果に知らない職業が出てきた場合は、すぐに候補から外さず、仕事内容だけでも確認してみましょう。

実際に調べると、「この仕事は合わない」と分かることもあります。

それでも、自分が何を望んでいないのかが分かれば、仕事選びは一歩進みます。

選択肢を増やすだけでなく、合わない選択肢を減らすことにも意味があります。

転職サービスへ相談する準備になる

転職エージェントやキャリア相談を利用する時に、「どんな仕事を希望していますか」と聞かれることがあります。

希望が決まっていないと、うまく答えられないかもしれません。

そんな時は、キャリア診断の結果を見ながら、

  • 人と関わる仕事に興味がある
  • 一人で集中できる環境も大切にしたい
  • 休日と勤務時間を優先したい
  • 未経験から挑戦できる仕事を知りたい
  • 今の経験を活かせる職種を確認したい

と伝えられます。

転職先を決めるためではなく、相談内容を整理するために診断を利用する方法もあります。

キャリア診断の結果を見ながら自分の強みと希望条件を整理するアザラシ

キャリア診断にはいくつか種類がある

短時間で回答できるWeb診断

質問に回答すると、性格の傾向や向いている可能性のある仕事が表示される診断です。

短時間で利用しやすく、最初のきっかけとして使えます。

一方で、質問数が少ない診断では、結果も大まかになる場合があります。

表示された職種だけを見るのではなく、「どのような特徴があると診断されたか」まで確認しましょう。

興味や価値観を細かく確認する診断

仕事への興味、価値観、能力、行動の傾向などを、それぞれ確認する診断もあります。

厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」には、職業興味検査や仕事価値観検査などの自己診断ツールがあります。

複数の視点から確認することで、「興味はあるけれど働き方が合わない」「得意かもしれないけれど、やりたいわけではない」といった違いも整理しやすくなります。

人に相談しながら整理するキャリア相談

診断結果だけでは整理できない場合は、キャリア相談を利用する方法もあります。

人に話すことで、自分では当たり前だと思っていた経験が強みだと分かることがあります。

キャリア相談には、公的な相談窓口、転職サービスの相談、民間の有料キャリア相談などがあります。

相談先によって、料金、対象者、相談内容、求人紹介の有無は異なります。

診断だけを利用したいのか、求人も紹介してほしいのか、今後の働き方そのものを相談したいのかを考えて選びましょう。

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POSIWILL CAREERは、求人紹介を行わず、これからの働き方やキャリアについて相談できるキャリア支援サービスです。

「自分に向いている仕事が分からない」「転職した方がいいのかも決められない」という場合に、これまでの経験や価値観を振り返りながら、今後の方向性を整理する選択肢があります。

転職先を紹介してもらうことが目的ではなく、仕事選びの基準や今後の行動を整理したい方に向いています。一方で、継続的なキャリアトレーニングは有料です。無料キャリア相談後に利用を続ける場合は、料金やサポート内容を確認してから判断してください。

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※無料キャリア相談後に案内される継続サービスは有料です。料金・返金条件・サポート期間・申込み条件などを公式サイトでご確認ください。

キャリア診断を利用する時の注意点

診断結果だけで仕事を決めない

キャリア診断の結果は、回答した時点の状態や選んだ答えをもとに表示されます。

同じ人でも、経験や状況、質問の受け取り方によって結果が変わる可能性があります。

診断で「向いている」と表示された仕事でも、実際の仕事内容、勤務条件、職場環境が自分に合うとは限りません。

反対に、診断結果に出なかった仕事でも、経験を積むことで活躍できる可能性はあります。

診断結果は、仕事を決める判決文ではありません。

調べる候補を増やすためのメモとして使いましょう。

良く見せようとせず回答する

診断では、「こう答えた方が仕事ができる人に見えそう」と考えず、普段の自分に近い回答を選びます。

理想の自分を回答すると、現在の自分とは違う結果が出る場合があります。

迷った時は、仕事中だけの自分ではなく、日常生活も含めてどちらが自然かを考えてみてください。

診断結果と実際の経験を照らし合わせる

結果を見たら、これまでの経験を振り返ります。

例えば、診断で「人との関わりを大切にする」と表示された場合でも、接客が向いているとは限りません。

大人数と関わるより、一対一で話を聞く方が得意な可能性もあります。

診断結果の言葉をそのまま受け取らず、

  • どんな場面で当てはまったか
  • 仕事と私生活のどちらで感じるか
  • 反対に当てはまらなかった場面はあるか
  • その特徴をどんな働き方で活かせそうか

まで考えてみましょう。

運営会社と個人情報の扱いを確認する

民間のキャリア診断では、結果を見るために氏名、メールアドレス、電話番号などの登録を求められる場合があります。

登録前に、次の項目を確認してください。

  • 運営会社
  • 利用料金
  • 登録が必要な情報
  • 個人情報の利用目的
  • 診断後の連絡の有無
  • 退会方法
  • メール配信の停止方法
  • 求人紹介や面談が含まれるか

無料と表示されていても、すべての機能が無料とは限りません。

利用条件やサービス内容は、必ず公式サイトで確認しましょう。

キャリア診断の結果を自分の経験と照らし合わせて確認するアザラシ

キャリア診断が向いている人

キャリア診断は、次のような人に向いています。

  • 自分の強みを言葉にできない
  • 向いている仕事の候補を増やしたい
  • 仕事選びの基準を整理したい
  • 今の仕事が合わない理由を考えたい
  • 知らない職種を見つけたい
  • 転職相談の前に考えを整理したい
  • いきなり求人へ応募するのは不安

全部に当てはまる必要はありません。

「今の仕事以外に、どんな可能性があるのか知りたい」という段階でも利用できます。

今は診断を急がなくてもいい人

心身の疲れが強く、質問へ回答することさえ負担に感じる場合は、診断を急ぐ必要はありません。

疲れている時は、自分のことを必要以上に否定的に見てしまうことがあります。

まずは休むことや、医療機関、公的な相談窓口などへ相談することを優先してください。

また、診断結果に影響されやすく、「向いていない」と表示されたら挑戦を諦めてしまいそうな場合も、結果を一人で抱え込まないようにしましょう。

キャリア診断は、自分の可能性を狭めるためのものではありません。

診断結果を仕事選びに活かす5つの手順

診断を受けたら、結果を見て終わりにせず、次の行動へつなげます。

  1. 当てはまると感じた部分を三つ選ぶ
  2. 当てはまらないと感じた部分も確認する
  3. 気になった職種の仕事内容を調べる
  4. 希望する働き方や条件を書き出す
  5. 実際の求人や相談サービスで選択肢を確認する
キャリア診断の結果をもとに次の仕事へ続く道を確認するアザラシ

診断結果に出てきた職業へ、そのまま応募する必要はありません。

まずは仕事内容、必要な経験、勤務条件などを確認します。

調べてみて違うと感じたら、候補から外して構いません。

その繰り返しで、自分が選びたい仕事と避けたい仕事が少しずつ見えてきます。

転職するか決めていない段階で求人や相談サービスを利用する方法については、転職するか決めていない段階で転職サービスを使ってもいい?で詳しく説明しています。

分からないまま止まり続ける必要はない

向いている仕事が分からないからといって、焦って転職先を決める必要はありません。

ただ、「いつか答えが見つかるまで待とう」と考えて何もしなければ、半年後も同じ場所で迷っているかもしれません。

向いている仕事は、頭の中だけで考え続けても見つからないことがあります。

診断する。職業を調べる。求人を見る。誰かに相談する。

小さく試しながら、「これは少し違う」「これは気になる」と分けていく方が、自分に合う方向を見つけやすくなります。

診断結果を人生の答えにする必要はありません。

今日決めるのは、転職先ではなく、自分について一つ知ることです。

まずは診断や自己分析を使って、自分のステータス画面を開くところから始めてみてください。

仕事がしんどい時に選べるルート全体を確認したい方は、仕事がしんどい時に確認したい6つの選択肢も参考にしてください。

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